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ベルギーは、ブルージュの古楽国際コンクールに向けての準備をはじめて、一年足らず。

初めのころは、あぁ~先が見えないほど、長いよぉと思っていましたが、ついにあと一週間に。

今思うと、私一年なにやってたのよ。もっと準備できたよねぇという感じ。

卒試が終わってから、ほんとに練習してるけど、いやぁ、ほんと大変です。

リヨンにこもって練習していたけれど、M先生が家を空けるからといって、家まるまる貸してくれ、2台のチェンバロ(プールつき!!)で思う存分、練習してます。

あと、一週間、精一杯準備して、どうにか本番、自分らしく、自分らしい音楽が奏でられることを祈るのみです。

国際コンクールの準備というのは、はじめての経験ですが、目標をもって、多大な課題曲を練習するいい機会だとおもいます。もちろん、結果が出せるに越したことはありませんが、それよりも学ぶものは多いと思います。

まだまだ、満足できない部分がおおいので、この一週間が、要です!!!
プールに浸かりつつ、(笑)がんばります!!
# by manami-haraguchi | 2007-07-18 20:45 | 音楽♪
フランスのヴァカンスが多い(長い)というのは、みなさんもうご存知だと思います。
前に一度日数を比べてみたところ、日本の小学生に比べて、一年で30日以上も多いんです。
(日・仏ともに祭日をのぞく)
国民性が現れていますネ。


ともあれ、子供たちは、もう夏休みに入りました。
私の授業もおしまい。
次に会うのは、新学期の9月。

夏休みの間には、身長が一気に伸びる子がおおくて、(日光が成長を促進するのでしょうか?)
びっくりすることがよくあります。

今年のフランスの気候はおかしくて、6月末の現在でも、寒いくらいです。
夏はどこへいってしまったのやら・・・・。

さてさて、9月にはみんなどんなに成長しているかな?
# by manami-haraguchi | 2007-06-26 18:26 | 私の生徒たち
まだまだ先のような気がしていたのに、ついに6月11日が来ました。

リヨンのコンセルヴァトワールの卒業試験。
曲目は、国際コンクールの課題曲も含めて、10ヶ月前から準備をしてきたものの、やはり本番目前になると、緊張もしてきたり、疲れがでてきたり・・・。やはり心配は最後まで尽きませんでした。3週間、アンジェの授業のほうは、お休みさせていただいて(みんなごめんね;)自分のことに集中。朝から夜まで、学校にこもっての練習が続きました。

コンセルヴァトワール内の大ホールで、David Ley作 2段フレンチ、Tournay作 2段フラミッシュ、Emile Jobin作 イタリアンの三台を使用し、仮面劇音楽、スヴェーリンクのunder den Linden grune、シャンボニエールの組曲、スカルラッティのソナタ K29、バッハのフーガの技法より、6番フランス風対位法のソロ曲。
それから、キルンベルガーのフルートソナタ、ガスパリーニのカンタータ、ラモーのコンセール・5番のアンサンブル。
課題曲というのはなく、すべて自由にプログラムを60分で組むという形式。
自由といっても、17世紀イタリアもの、18世紀フランスもの・・・・という風に、一応バランスが取れていたほうがよいわけで、そんなに幅広いプログラムをひとつのコンサートで楽器を変えつつ、調律法も対応させながらというのは、なかなか機会があることではないので、こんな風に勉強できたのは、本当に恵まれていたなぁと思うわけです。

さいきん思うのは、弾くのって本当に楽しい!!ということ。
コンサートで弾くまでに、ほんとうに精魂こめて立ち上げた曲を、会場にいる皆さんと分け合えるわけですからこんなにすばらしいことはありません!!
この日も、試験とはいえ、弾くのが本当に楽しくて仕方がありませんでした。
(音ミスをかなりしてしまったスカルラッティをのぞいて・・・)

そうそう、審査員は、ブランディヌ・ヴェルレと、ジョバンニ・トニーの二方。
かなり有名なチェンバロ奏者を迎えての試験に、ちょっぴり緊張。

私を含めたチェンバロ・3人、バロックヴァイオリン・2人の計5人がこの日朝10時から夕方17時まで演奏したのですが、1時間半もの(長かった!)審査員の協議を終え、いざ結果発表!!!!

ドクン、ドクン。(本当に緊張したぁ。演奏以上です)

私の結果は、

トレビアン・アルナニミテ。(全員一致・優秀賞)

みんなの結果もすばらしく、そのあとは、みんなでシャンパンで乾杯したのでした。
(学校で先生も混ざって。学校でアルコール・・・・。フランスです;)


いままで、ご指導してくださった先生方、周りでささえてくれた家族と友達。みんなに感謝しています。
これから、また新たな出発です。
目前には、7月末の国際コンクールが迫っています。
ちょっと、休憩して、またエンジン全開で突っ走ります!!!
# by manami-haraguchi | 2007-06-17 21:59 | コンサート報告
 試験というと、ちょっと堅苦しい感じがするけれど、5月2日に、私の生徒たちの、バスコンティニューの試験がありました。

 審査員は、うちのチェンバロのM先生と、教頭のD先生。
生徒の試験って、必要以上に、私が緊張してしまうものです。
だって、ちゃんといつもの力を発揮してほしいとおもうし、私が一年教えてきたことが、間違ってないことも祈るし、いろいろ気を使います。

 審査員用の楽譜も用意して、部屋の準備、チェンバロの移動・調律と当日は、なんだかバタバタ。昼で学校を終えた子供たちが順番に到着してリハーサル。

 友達のバイオリンのメロディーとあわせて弾いた子、妹と初めて一緒に弾いた子、フルートの伴奏で参加した子と、みんながそれぞれ室内楽曲を準備して、みんなで聴くという形式にしました。

 大きい子は、5日間の準備期間での小曲の仕上げ(私の助言なしの)と、10分間の準備の初見も加えた、今までにはない緊張感。

 みんなそれぞれに課題を残しつつ、いい評価をもらって終了しました。

評価というのは、トレビアン→ビアン→アッセ・ビアン(要するに、優秀・良・可というような感じです)を、各自に与えるのですが、今年は、トレビアン・アルナニミテ(満場一致・優秀賞)が2人、トレビアンが4人、ビアンが4人と、まずまずの好成績でした。M先生も、

“一年で、またクラスのレベルがアップしたわねぇ”

と、みんなを激励。

本当にうれしいことです。

また、楽しんで練習しましょう!!
# by manami-haraguchi | 2007-05-14 00:02 | 私の生徒たち
リヨンのコンセルヴァトワールに入学したのが4年前。
毎年行われる、卒業生のためのチェンバロコンサートを、遠い未来のように見てきました。


それが、ついに自分の番に。


弾きなれた、salle d'ensemble サル ド オンソンブル(室内楽ホール)でのコンサートも、思えばこれが最後でした。

ランジュレ先生にリハーサルに付き添ってもらい、バランス等のご指導をいただきました。

ラモーのコンセールの4番と5番を、クレール(バイオリン)とマル(ビオラ・ダ・ガンバ)と演奏しました。4番のほうは、結構前から練習にとりくんでいたものの、5番は、1週間で(!)しあげました。って胸を張っていえることではないのですが・・・。もちろん、どの先生にもみてもらう時間などなく、それこそ自分たちでたちあげたことになります。

リハーサルのときに、ランジュレ先生にちょっと指導していただいたものの、そんなに大きなショックはなく、(ふぅ)、“ちゃんと練習できているわ。ブラボー”とのお言葉をいただきました♪いつも、やさしいご指導をくださる先生です。(いつも本番には、チョコ屋によって、生徒にチョコを持ってきてくれます。)


本番では、あふれんばかりのお客さんとともに、楽しむことができたとおもいます。


次は、いよいよ6月11日の卒試です。
# by manami-haraguchi | 2007-05-01 23:18 | コンサート報告